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長岡京市で介護リフォームをお考えの方は【住マイル共感らいふ】にご相談を

2019.04.01

~お風呂やトイレなどの介護リフォームのポイント~

多くの高齢者の事故が家の中で起きているということを知っていますか? 家の中はつまずきやすい段差や滑りやすい床があり、危険が多いのです。

足を上げるのが辛い、立ち上がるのに時間がかかると気づいたり、実際に介護が必要になってからリフ ォームを行っては遅いと感じることもあります。 「両親が住み慣れた自宅で介護してあげたい」「施設に入れるのは申し訳ない」などの理由で自宅での介 護を考えている場合は、早期に介護リフォームについて考えておく必要があります。

介護リフォームとは、 ・被介護者、高齢者にとって暮らしやすい家 ・介護者にとって介護しやすい家 にすることです。

改修ポイントは、外出・入浴・排泄などの日常生活に必要な行為をスムーズに行えるように、「段差をな
くす」「滑りにくい床にする」「使いやすいトイレにする」などがあります。ある程度の自立した生活は、 被介護者や高齢者の活力を生み出すことにも繋がります。また、介護者には体だけでなく、精神的な負荷もかかります。そういった負担を軽減するのが、介護リフ ォームです。

具体的な介護リフォームのポイントを見ていきましょう。

お風呂の介護リフォームのポイント

お風呂場は滑りやすく、事故も起きやすいので、介護リフォームで高齢者にとって使いやすいものにしておくと安心です。

高齢者や介護者にとって使いやすいお風呂場とは

・濡れても滑らない ・浴槽への出入りがしやすい ・脱衣所とお風呂場の行き来がしやすい

などがあります。

では、このようなお風呂場にリフォームするために、どのような工事が必要でしょうか。

<段差の解消> 脱衣所と浴室の段差は、転倒やつまずき事故の原因になりやすい箇所です。お風呂場の床をかさ上げす
るなどして、脱衣所からの段差をなくす工事があります。また、浴槽自体が高いと、またぐときに脚を大
きく上に上げなくてはならないため、体のバランスを崩しやすくなります。浴槽にはお湯が張ってある
ので、お湯の中に倒れて大きな事故につながる恐れもあります。低い浴槽の方が、入浴を助ける介護者の 負担も軽くなりますので、またぎにくい高い浴槽の交換工事も考えておきましょう。

<手すりの設置> 扉の開け閉め、洗い場での移動、浴槽内への出入りなど、高齢者や被介護者が無理なく動くための手すり
を取り付けます。特に、浴槽から立ち上がる時につかめる手すりを付けておくと、高齢者にとって安心で す。

<床材の変更> 浴室の床が水浸しになっていると、滑りやすく危険です。床材を滑りにくい素材のものに交換しておき
ましょう。また、足をついたときに冷たさを感じない機能を備えたタイプにすると、さらに使い勝手が良 くなります。

<ドアを折戸にする> お風呂場のドアは、開き戸だと前後のスペースをとってしまい動きにくいので、折戸に交換すると介護 者にとっても便利です。

その他にもお風呂場の間口を広くしたり、室暖房乾燥機を設置して浴室内外の温度差をなくし、ヒート ショック対策をすることもできます。

安全に気持ち良く入れるお風呂場にリフォームすることがポイントです。

トイレの介護リフォームのポイント

家族に介護が必要になった時、多くの人が直面するのがトイレの問題といわれています。介護を始める
と、トイレの広さが不十分、ドアが開けにくい、段差があるなど、今まで気にならなかったところに使い づらさを感じることが多いようです。

高齢者や介護者にとって使いやすいトイレとは

・トイレ内で動きやすい ・出入りがしやすい ・用を足しやすい

などがあります。

では、このようなトイレにリフォームするために、どのような工事が必要でしょうか。

<トイレ室内を広くする> 立ったり座ったり、洋服を下ろしたりと、高齢者にとってトイレでの動作は様々な負担が生じます。介助
が必要な場合は2人が一緒にトイレに入らなければいけないので、お互いが無理なく動けるスペースを
確保できると良いでしょう。便器の正面や左右に介助スペースがあると、お互いの動作が非常にスムー ズになります。

<手すりの設置> トイレでは、立ったり座ったりという動作を安定させるための手すりや、ドアの開閉の際につかまる手
すりを設置すると良いでしょう。また、背もたれやひじ掛けがあると、座った時に姿勢を楽に保つことが できます。 介助を必要とする高齢者の方でも、できるだけ自分の力でトイレを利用したいと考える方が多いので、 動作を助ける手すりの設置は必須と言えます。

<便器の取り替え> 和式の便器は、洋式よりもはるかに足腰への負担がかかります。高齢者の方にとってはかなり使いづら
く、また転倒などの危険もあるため、洋式の便器に取り替えるようにしましょう。その際、座面を無理の ない体勢で座れる高さにしたりすることを忘れないようにしてください。

<床材の変更> 転倒防止のために床材は滑りにくい素材を選ぶことが大切です。通常の状態では滑らないけれど濡れる と滑るという場合も、高齢者や被介護者にとっては危険なので交換しましょう。

その他にもお風呂場と同じように、段差の解消も必要です。ドアはできるだけ引き戸タイプに換えるこ
とをおすすめします。引き戸が設置できない場合は、外開きのドアに換えるだけでも大きく違います。万
が一、ドアが内開きのトイレ内で家族が中で倒れてしまった時に、外から開けづらくなるというデメリ ットがあります。

また、トイレ内で急に具合が悪くなった時などに備え、室内に緊急呼び出しボタンを設置しておくと安 心ですね。

将来を見据えて介護リフォームを。

「将来に備えるため」というのも、介護リフォームの目的です。 今は不便を感じることなく過ごしている家でも、高齢になってから、あるいは被介護者になってからの リフォームは負担が大きいので、そうなる前にリフォームをしておくという考え方です。 ただし、「とりあえず手すりを付けよう」など、計画性のないリフォームは失敗のもとになります。せっ
かくお金をかけたリフォームが何の役にも立たないどころか邪魔になってしまう恐れもありますので、 計画的に進めましょう。